Pardotとは

Pardot®はSalesforceが提供するBtoB向けのMAツールです。
マーケティングオートメーションツールとして必要とされる機能を揃えており、見込客の創出から育成をサポートし、定期的にホットリードを生み出す仕組みを提供します。また、Salesforceと連携することで、顧客獲得プロセス全体の成果を最大化します。

■トラッキング機能

Pardot®では専用トラッキングコードをサイトに設置することで、訪問者がどのページを参照したか、どれだけサイトに滞在したか等の情報を計測します。
フォーム登録以前の行動情報も遡って取得することが可能で、その情報を元に個々の見込客の興味・関心を分析したり、訪問者の回遊傾向からサイト改善の参考に利用するといった事が可能です。

■見込客評価機能

Pardot®では下記2機能から見込客を評価し、確度が高いリードを抽出します。
・スコアリング機能:サイト閲覧やメール開封等の行動情報から、見込客の興味・関心を評価します。
・グレーディング機能:見込客の会社規模・部門等の属性情報からアプローチ対象として優先すべきか否かを評価します。

各種行動情報のスコアリングルールやグレーディングに利用する属性情報は、利用者の必要性に応じてカスタマイズすることが可能です。

■メール機能

Pardot®では操作が簡単で分かりやすいHTMLエディタや、リストメール配信といった基本的なメール機能はもちろん、非常に強力なシナリオメール作成機能(Engagement Studio)やA/Bテスト機能、レンダリングテスト機能といった特徴的な機能を提供しています。
開封率やCTRといったメールの送信結果は専用のレポートで参照可能です。また、どのリンクがどのような割合でクリックされたか?どのようなデバイス・メーラーで開封されたか?といった情報も参照可能で、コンテンツの改善に活用できます。

■コンテンツ作成機能

Pardot®ではWebサイト上のランディングページやフォームを簡単な設定画面から作成する機能が提供されています。
・ランディングページ機能:Pardot®内部のエディタで新規作成するだけでなく、既存ページの流用が可能です。また、多変量テスト機能でページの比較検討が簡単に実施できます。
・フォーム作成機能:既存フォームを差し替えることなく、利用することが可能です。また、Pardot®で作成されたフォームは訪問者の情報取得状況に応じて、表示項目を制御し、入力されやすいフォームを作成可能です。

また、属性情報やスコアによってメールやWebサイトで表示内容をパーソナライズするダイナミックコンテンツが作成可能です。

■レポート機能

Pardot®ではキャンペーンのROI、商談や見込客の1件当たりのコストなど、主要な指標が簡単に把握可能なレポートが提供されています。
メール、フォーム、ランディングページといったマーケティングコンテンツを評価するレポートもデフォルトで用意されており、それぞれのレポートではリアルタイムで状況を確認できるので、施策の検討・見直しを効率的に推進できます。

Pardot®の特徴

■SalesCloud®との連携設定が容易

Pardot®はSalesforce純正のMAツールであり、同社提供のSFA/CRMツール Sales Cloud®との連携設定を簡単に行うことが可能です。
連携設定をすることで、マーケティング部門では営業部門への見込客の連携が容易になると同時に、商談の成果や状況の確認が可能となり、見込客創出から商談成立までのプロセス全体の評価を踏まえたマーケティング施策の検討が可能となります。
また、営業部門でもマーケティング部門から渡される見込客の過去の行動情報など、Pardot®で取得された情報はSales Cloud®上で確認出来るため、より興味・関心をとらえた営業活動を効率的に展開できます。

■Engagement Studioで顧客との複雑なコミュニケーションも簡単に設定可能

Pardot®のシナリオメール作成ツールEngagement Studioは、直感的なUIで複雑なシナリオを簡単に設定することが可能です。
作成されたシナリオでは、行動履歴・属性情報・スコア・プロファイル等の情報からパーソナライズされた、適切なコンテンツを適切なタイミングで見込客に届けることが可能です。

■マーケティング施策のROIを簡単に可視化

Pardot®ではSales Cloud®と連携することで、マーケティング部門から営業部門に送客した見込客が商談化したか、受注につながったかをリアルタイムで確認することが可能です。
また、キャンペーン毎の見込客や商談あたりのコスト、ROI等の重要指標が自動で算出されるレポートが提供されており、効率的な施策評価・改善プロセスを運用することが可能です。