UiPath×Virtualex コラボトーク

『"EXCELのように誰でも使えるようなツール"にしたい。UiPathの"本気"が込められた開発者育成環境とは?UiPathの使い方エバンジェリストである二人が対談』コラボトークPart2!

>> コラボトーク #1-1 はこちらから

◎エクセルが活用されている日本ならではの課題も。RPAとどううまくバランスを取る?

ウィスロー:
ワークショップ受講者の方からはどのような質問を受けることが多いですか?
祢津:
特にエクセルの取り扱いについて問い合わせを受けることが多いですね。他のRPAツールはエクセルアプリケーションを介してデータを操作しますが、UiPathはエクセル上のデータを直接UiPathに取り込んで操作するので、最初は戸惑われる方が多いようです。
ウィスロー:
個人的な意見になりますが、UiPathの中にあるExecute Macroアクティビティ(=エクセルマクロをUiPathが呼び出す機能)に、UiPathのメッセージが込められていると思います。エクセルマクロのほうが早く開発が進む、あるいはすでにマクロを利用しているような場合は、すべての処理をUiPathに具備するのではなく、部分的な処理はマクロなどに任せ、UiPathはそれらのツールをハンドリングする、といったような組み合わせを行うことで、より効率的な開発が可能になります。それが「クイックな開発が可能」というメリットを最大限活かすことだと思います。
祢津:
私も同意見です。開発においては「UiPathを司令塔として、他システムの機能をうまく融合させる」という考え方も重要だと思います。とはいうものの、やはり現場ではエクセルのデータをUiPathで操作するというシチュエーションは多く、その際に開発方法がわからず、開発を進めることができないということも多いようです。
ウィスロー:
そうなってしまうのもわかります。その課題を克服し、UiPathを最大限活用していただくための一つの方法として、我々は教育に力を入れているのです。
祢津:
やはり、どんなに良いツールでも使いこなせないと意味がないですからね。我々も、今後は開発者の裾野を広げるだけでなく、全体的なレベルも上げていけるように、開発メンバーの経験をもとにして、より複雑な業務を自動化するために必要なスキルを身に着けられるようなコンテンツを作成しています。
ウィスロー:
それは楽しみですね!期待しています。



◎UiPath開発者の現状、大きく二つの課題レイヤー

祢津:
先日ある展示会に出展した際、ブースにいらっしゃった方とたくさんの話をさせていただいたのですが、すでにRPAを導入されている企業の方は「社内にRPAをうまく活用できる人材がいない」、「導入したツールでは、自動化できないシステム/業務がでてきてしまった」という課題を共通して持たれているように感じました。私が思うに、RPAツールを選定する際に重要なポイントは、「触りやすさ(=操作が容易なこと)」に加え、「拡張性の高さ(=自動化機能が豊富であること)」だと考えています。このバランスが難しいところなのですが、簡単に操作できるとはいってもある程度高度な機能を備えたツールでないと実業務に耐えうる自動化はできないですからね。
ウィスロー:
そうですよね。
祢津:
このRPAツール全般の課題感にも通じるものがあると思うのですが、UiPath開発者の課題も2つのレイヤーに分かれていると私は考えています。一つ目は、UiPathでの開発を始めてみたものの、プログラミングの概念的知識も乏しく、業務プロセス(繰り返しや条件判断など)をどうUiPathに落とし込めばよいのかわからないという課題を持ったレイヤーです。我々は現在、こういった方々やこれからUiPathで開発をしていこうという方々に注力をしてワークショップを行っています。二つ目は、なんらかの言語での開発経験があり、UiPathを使った自動化もなんとかこなしているが、UiPathのベストプラクティスがわからず規模拡大に課題感を持たれているというレイヤーです。UiPathのベストプラクティス、UiPathでの自動化の「あるべき」姿がわからないため、自己流で作ったものが効率的なのか/大規模展開した際に運用保守に耐えうるものなのか、というところで悩まれてしまうようです。
ウィスロー:
後者の方の課題は正しい開発基準が見えてこない、ということですよね。
祢津:
そうですね。前者は、取り組まないといけないのだけれど、基礎知識もない状況で、そもそもどう開発するのかが見えてこない、ということです。我々は現在そういった方々に基礎をご理解頂き、UiPathでの開発へのハードルを取り除くことに重点をおいたトレーニングを行っています。しばらくは、そういった基礎的知識が必要とされている方たちを対象にトレーニングプログラムを提供していく予定ではありますが、後者の「基本知識はあるけれどベストプラクティスがわからない」方たち向けにどうしていくか、現在考えているところです。
ウィスロー:
そうですね、何が日本人にとってわかりやすいのか。「これがグローバル基準です」というものはUiPathからも提供可能なのですが、果たしてそれが日本人にとってベストプラクティスなのか、日本的なシステムの開発に合うのか、という点でいうと、ロジックではなくカルチャーが関係している部分があると思いますね。しかしUiPath Japanとして、グローバルの担当者と日本の担当者で協議を重ね、開発のベストプラクティスを提供していきたいと考えております。
祢津:
UiPathさんの、企業としてはどのような方針をお持ちでいらっしゃいますか?
ウィスロー:
「RPA at Full Speed」をスローガンに掲げています。会社的にスピード感を持って成長して、全速力で走る、また、自動化もスピード、学ぶのもスピード、開発の仕方もスピードが重要。グローバルで多様性に富んでおり、広くニーズを拾い上げて製品に反映できるという部分が、国産メーカーさんと違うところだと思っています。UiPathはルーマニア生まれなのですが、ヨーロッパはやはりテクノロジ領域が強いですよね。また、他の海外メーカーさんとの違いでいうと、より日本を重要なマーケットとして捉えているところだと思います。日本のユーザーさんの声にもすぐに対応して製品に反映させています。日本から仕様変更依頼すると、グローバルがすぐに対応してくれます。
祢津:
UIも日本語されましたし、確かにそのような違いを感じますね。機能的な面でも例えばAPIで他システムとの連携が容易実装できること、AI-OCRとの連携も強めていることなど、今主流のシステムへの対応がUiPathは強いなと感じています。
ウィスロー:
これからもグローバルに展開しているという利点を活かしながら、日本でも最前線を走り続けていくつもりです。

<#1-3 につづく>