RPAを活用した違反案件建て業務効率化支援事例
クライアント
不動産 WEB広告代理店会社
RPAソフトウェア
ipaS |
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課題・要望
受託中のコールセンターBPO案件にて事務作業を効率化し、メンバーの作業コストを削減したい。
※規模:10席程度
導入成果
トライアル運用で恒常的に月当たりの5.2%(約58時間)の稼働時間削減を実現
対応内容
まずは既存業務のうち下記観点からトライアルで自動化対象とする業務を検討する。
※対象業務の選定観点
・クライアント業務に直結する業務
・定型化されておりRPAとの親和性が高い業務
トライアルの自動化対象として下記の2業務を選定した。
①違反案件建て業務:不動産業界向け物件情報サイトの違反広告を抽出し、掲載主に違反を通達する業務
②クリーニング業務:不動産業界向け物件情報サイト上の広告リンク切れを調査し、掲載主に通達する業務
選定した業務のうち、RPAツールによる自動化可能な作業の切り分け及び、自動化を前提とした業務フローの再設計
①違反案件建て業
既存業務において「物件情報の検索」と「案件登録」が定型作業にもかかわらず、作業時間がかかっていた上記2作業を自動化することを前提に、「案件割り当て」を「物件情報の検索」後に実施するよう業務フローを変更
変更後の業務フローにおいて「物件情報の検索」と「案件の登録」にRPAツールによる自動化を適用
②クリーニング業務
クライアントより提供される「リンク切れURLリストのチェック業務」にRPAによる自動化を適用
再設計後のフローを元にRPAを適用したトライアル運用を実施し、稼働時間ベースで効果を検証
(補足) ①違反案件立て業務へのRPA適用イメージ
RPA適用前
RPA適用後 RPAにより自動化⇒月当り5.2%(約58時間)削減
- ・案件の割当(SV担当):クライアントから連携される違反広告のリストを元に広告主への通達を担当するOPの割当て
- ・物件情報の検索(OP担当):違反リストにある広告を物件情報サイトから検索および内容確認
- ・案件登録(OP担当):確認した違反広告を通達対象として案件管理システムに案件を登録
- ・調査(OP担当):登録された案件を元に広告主に電話による通達